新年が明けて1ヶ月経ちます。1月2日から5日まで「関西ヨーガニケタン冬季修行会」へ参加してきました。
これまで毎年、修行会のタイムスケジュールと内容を見て私には無理だろう、と尻込みしていました。なんといっても、早朝から夜まで修行三昧なのです。
ところが今年、ヨーガ療法士になって5年が経ち、そんな気持ちが「なんて贅沢な時間なのだろう」と変化していることに気付き、行ってみたいと自然に思えるようになり、それが叶いました。
修行会では、静かな環境に身を置いて、自分と向き合う瞑想を何回も行います。アーサナ(ポーズ)と呼吸法はその為にあります。
その中で、自分の新たな気付きを得ることもでき、また一年これから大切に過ごそうと、ありがたい気持ちで修行を終える事ができました。
毎年おこなっている書き初めですが、私のお題は「自己コントロール」としました。
どんな時にも自分を観ることで、ありのままに向き合いながら、ヨーガの智慧を元に自制心を育てていく。この「観る力」がつくと、感情に蓋をする必要はありません。なぜなら、この観る力が育てた自制心は、強く支配しようとする心と似ている様で違う、文字通り身についた自由なものだからです。
そのため他人を支配しようとすることからだけでなく、自分自身が自らを支配しようとする心からも解放されます。そのことは、こうでなくてはならない、という観念から自由になることであり、自分、他人を問わず、存在そのものを尊重する事につながっていきます。
"生きとし生けるもの
すべて至福より生まれ
至福によって支えられ
そして至福に向かい
やがて至福と一つとなる”
(ウパニシャッド哲学より)
今年もどうぞ宜しくお願いします。
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